ちくわぶ

どすこいちゃんが空を制圧する話。

夢の話

先日見た夢がとても不思議だったので忘れないうちに書き残しておこうと思います。

夢なので矛盾等々ありますが。見ている間苦しかったわけではないですが、起きてからの疲れが酷かったです。

 

全体のモチーフはクトゥルフ神話(という設定)。わたしは一ミリもクトゥルフについての知識は無い。というかそれらしい要素も夢のうち最初しか出てこない。

 

冬の早朝、わたしは彼氏に呼び出され地元の駅に向かう。時間は始発が動き出す頃。その日は電車がとても混んでおり始発には人が収まらず仕方なく二本目の電車に乗る。体感としては江の島に向かうような感覚。目的地に近づいていくに連れて車内は空いていく。何度か乗り換え、最後に乗った路線では車内には自分たちともう数客しか乗っていなかった。途中、空いてきたので車内で化粧を整えようとしたら人前だと窘められたが、鏡を見たらひどい顔をしていたので無視して直した。

最後の路線は海面を走っていた。窓から外の海を見ると余りにも巨大な蛸や烏賊が暗雲を背負いすぐ近くからこの列車を見ていた。その巨体はいくつも隙間なく連なり海面へ顔と手を出していて、いつこちらに手を伸ばし人間を食べてしまってもおかしくないように見えた。黒い空の下、その巨体と巨体のわずかな隙間を縫うように列車は進んで行った。その大きな軟体生物らは神と呼称されうるものらしく、しかし姿を見せるようになったのはごくごく最近である。今日はこの新しい神らに関連した新観光名所に連れて行ってくれるということらしかった。きっとすぐに人が集まり溢れる場所になるであろうから、まだ人間があの神らを恐れている今のうちしか楽しめないということらしい。

終着駅は白い砂浜であった。駅らしい建物や改札や駅員は無く、ただ線路の終わりが砂浜にあるだけだった。その浜には明るい日が射しており、先ほどまでの暗雲はあの神らが呼んでいるものだったようだと判った。その浜から先ほどまでその上を通っていた海を見ると、巨大な新しい神性生物は未だ当然のようにそこにいて、黒い雲の下で息をしていることが判る。しかしその巨大さゆえに人の目では遠近感が全く掴めず、また海面を通っている筈の線路も視認出来ず、ここがあれらとどれほど離れているのかも先ほど通った箇所があれらとどれほど近づいていたのかも判らなかった。

ここはどこなのかと聞くと「静岡だ」と返事があった。

終着駅まで乗っていたのは自分たちだけではなかった。わたしの中学時代の同級生が二人、女同士で来ていた。この時はわたしが既に随分先を歩いている2人に後ろから気がついただけだったから声はかけなかった。わたしは彼氏と手を繋ぎ、柔らかな白い砂浜の上を歩いた。砂浜の端には緩い階段があり、浜を上がって少しした先が大本命の目的地らしい。わたしはそんな事よりも自分の頭より少し上にある肩を見て身長が高いなあと思っていた。

大本命の目的地とは、学校のように見えた。校門が有り、校庭が有り、周りには花壇のようなものが有り、その奥に校舎が有るようにしか見えなかった。

中に入る時、先程前を歩いていた同級生2人に追いついた。挨拶はしなかった。その時の2人を見て「心中か」という印象を持ったことは覚えている。それが2人の様子から得た印象なのか、それとも神性生物に物見遊山気分で触れに来ていることから得たものなのかは目が覚めた今となっては判らない。しかし校舎のような建物に入る際不穏なものは全く感じなかったので2人の様子によるものが大きかったのではないかと思われる。実際、ここで追い抜いたのちこの夢の中で彼女らを見ることはなかった。

 

 

12月に見た夢のメモがここまで残ってたんだけど、ここまでしか書かれてなかったし、この後は人語を操る巨大モンスターと戦ってわたしが勝って学校から脱出して終わったから特に面白くないし、上げちゃう〜!!